QUADU VS スーパーチョロQ

その前に彩球オーディオ倶楽部が主催する1月30日開催の第39回新年会
一見さん飛び込みで音を楽しんできました。
気持ちよく受付を終え凄腕様達の力作の音を楽しんできました。


H3030As(巨大真空管)球でかすぎです(笑)
電圧低めにドライブだそうですが締まった心地良いサウンドしてました。

大勢の人がいるところだと動悸と汗が噴き出ます。
下を向いていると一際締まった音が聞こえてきます。
トランス巻いちゃったって。。。名前を聞くと今取引中の上連様だぁ!!
6S19PのOTLも締まった音、球露屋は締まった音が好きなようで・・
撮影した写真は2枚だけ。。。。。。
試聴会を終え帰路につきました。

QUAD2対決に使うシステムも1日前から電源通電中で球露屋の帰りを待っています。
今回はCDデッキは樹脂メカを使ったVRDSです、内蔵のDACまわりの給電を止めてる
球露屋改造VRDSとDACはこれまた球露屋スペシャルチューンのWadia15を使います。
スピーカーはQUAD2の為にあるようなESL57です。
今回はプリ使わないんです、Wadia15には絶妙な動作をするゲインコントロールが付いています。
EARプリの良いことも解っていますが今回はWadia15のレコードにも通じるマッシブ感とリズム感
を検体に強力ダイレクトに注入して実力を見ます。

セッティング開始!!
お気楽モードでは有りますが球達は選りすぐりの最高の物です。

20本近いGECのKT-66をテストベンチに乗せスイング状態にして選りすぐった物です。
ドライバー管達も数種類の中から決めた球達です、勿論実際にスイングさせて選別

音出して数分たたない!?既に飲んじゃってます。
実は無理を言って試聴会からご一緒いただいたハットオーディオラボのオーナーO氏
以後敬意と感動を込めて”ハットさん”と呼ばせていただきますことご了承ください!

前から思っていた事になってます、そうです音出して数秒でもう良いんです。
良いシステム良い音数秒でわかります。
ご機嫌なんです、球露屋は出不精で対面恐怖症人に会うことも苦手なんですが。
ハットさんの人柄の良いことも手伝って球露屋飲んじゃいました。
ハットさんにすすめるのも忘れ飲めないビールがすすみます。
帰りはアルファーロメオでお送りしますとか格好良い事いってて既に忘れています。

見えますか!赤球の間にセットされたスイッチ! FNBを10-20db切り換えられます。
動作中でも切り換えられます、と言うことでパチパチッ、
パワーは出るけど音が皆で好き勝手という感じの10db、整列して皆が同じ方向を見ているけど
決して某国のマスゲームのようではない20dbと言うことで20dbで固定かな。

そろそろシステムの簡単なご紹介です。
ご機嫌酔っぱらって写真撮っていない!!
スーパーチョロQは日本初?赤球5693とゴールド・ライオンKT88で構築最適化されています。
ガッチリ注文が付いたスペシャルオーダーアンプです。
QUAD2の回路を崩すことなく球にあったセッティングし現代にQUADU再来となりました。
怪しいタップがあるQUADのトランス、ハットさんの技術で容量も大きくなり再現成功、素晴らしいトランスです。

ムラードの選りすぐり整流管もチラッとフレームイン。
RCAに入力ゲインコントロールも付いているので使い勝手が良いです。

鳴らすのに難儀するESL57がマッシブに鳴っています、あれっESLが動いてるじゃん
意地の悪い荒探し開始、高橋悠治のサティー制動力が無いとバレバレズタズタになるピアノソロ
レベル上げて・・・ピアノの右手がカッキーン、左手がコスットスッ低音も高音も締まっています。
何よりもパワー感が心地良いんです、避けて通れないPP系の音を感じません。
強制的に耳に入る”あれ”です、だからといってシングルアンプ感でもない心地良い広い音
しかも強力で繊細です、ビルエバンスだって冨田勲のシンセだってオールマイティーにこなします。
その後独りでアンルイスしちゃった事は、ハットさんには秘密です。
高NFBのアンプだから有る程度ゲインのあるプリを付けることになると思います。
パワーアンプの音を殺さないプリじゃないと勿体ないですね。
ESLを気持ちよく鳴らしてるのでスピーカを選ばないとても扱いやすくコンパクトでマッシブで繊細な
アンプといえると思います、小さく鳴らすESL57もとても心地良いです。
当時のQUADは間違いなくQUAD ESLを繋いで聞くことも想定内というか当たり前?なのか最高の組み合わせかも。。

こちらが本家本元QUADUです。
誰もが考えるC交換だけで当時の音が蘇るはずもなくプロのノウハウ、腕の見せ所でしょうか!
バランスの狂った音を聴いてQUADUの音はこんな物か?何て評価は無しにしてくださいね。
再調整整備されたQUADUの音は現代でも真似の出来ない素晴らしい音です。
電源は240Vのままです、大きめな絶縁電源、アイソレーショントランスを職業柄持ってたのでそれを使いました。
QUAD22プリ、手金庫のようなデザインが可愛いプリアンプも付いていましたが今回もこの先も使いません。
電源が共通な上信号系も一緒で高NFBアンプのプリとしては貴重でしょうが・・・
あのプリを付けてこそQUADサウンドだ!と言う方も多いとは思いますけど使いませんでした。
完全調整されたQUAD単体の音をお聞きになった人なら解っていただける選択だと思います。

変な競争心を掻き立てる何処にでもあるような音とは違い気持ちよく自社の特徴を出して
切磋琢磨しニンマリ他社と握手、気分もスタイルもお洒落で余裕なサウンドです。
ギスギス感無理してる感が全くなく優雅で鋭く楽しいサウンド、音痴でも口ずさむ音って良いと思いますね。

オリジナルQUADUの球は数あるGECのKT66から選別された物、6267,EF86はGEC製の物も多数用意しましたけど
バルボ製も良かったのでこちらを使い締めの整流管はイギリス美人のスリム管と勝手に呼んでる
CV378の選りすぐり球を使用しています。
音は流石のGEC 紛れもないGECのKT-66の音です、高NFBループの中に位置するくせにしっかり気品ある
ランク違い別世界の上品で音の目が見えるようなサウンドです。
これでは対決になりません、スーパーチョロQ はKT88なのです、心配無用です。
数値を攻めてKT-66とそのまま交換できるようしてあるんです。
KT66に交換すると気品が出ました音の粒立ちがハッキリします。
聞き慣れたGECのKT66の音です、まったく贅沢な話です最高峰のKT66と最高峰のKT88の音を最適な状態で
聞いているわけです、”気品が出ました”と何気に評価していますがランクを上げての評価と言うことを
お忘れ無く、気品が更に出ましたと言うのが正解かも知れません。
まだまだ種類は少ないとはいえ何台かのハイエンドマシンの音も劣悪な環境ながら聞いています。
とても高いレベルの音の評価って全く無駄な抵抗になります。
好きな音の方向に向いて歩いて行ってももう誰も批判しない出来ない楽しく快感悦楽な世界なんですね。
現代に蘇るQUADU、スーパーチョロQ 仲良く握手
ハットオーディオラボにとってはとても嫌なタブーな音比べだったでしょうね。
KT66を付けた音は正しくQUAD2の音でした、更にマッシブさを出したければKT88という贅沢も出来ます。

お前か!! ビールがすすむ音出しててたのは! ”よしよし”余り撫でると黄色いプリントが剥がれちゃう

スーパーチョロQ おふざけモードの命名とはギャップ有りすぎなマシンはハットオーディオラボ製です。
前からご紹介しているハットのO氏の製作です。
トランスもご自分で開発製作したハットオリジナルQUAD2用トランスです。
球アンプご計画がある方は球露屋にご相談いただいても結構です。
腕の立つ誠実なハットオーディオラボは球露屋も自信を持ってオススメです。

今回写真に出てきた球達は、ハイエンドな球達で動作品とはいえアクティブな状況下では
NG品も多数ありました。 球1本がアンプ代金になることさえあります。
アンプ製作依頼エチケットとしてプロビルダーには球の心配をさせず良い仕事をしてもらうことが第一だと思います。
球を壊してしまわないように控えめに使わせてしまう様なことはユーザーもビルダーも本意ではないでしょう。
球露屋の決まり文句、気持ちもフトコロも余裕な貴殿!といつも言ってますがそんな考えもあってなのです。
そんな余裕な人が聞いてる音って凄く良い事も知ってます。
お金持ちとかではなく気分がリッチと言うことです、球露屋も気分だけはリッチに音を楽しもうと思います。

音を出す部屋なんて無いよ! 狭くて無理無理!と決めつけて諦めている方いませんか!
球露屋は6畳ですよ、それも倒壊寸前の築30年オーバーの古い家です、猫がガリガリ柱、襖破っています。
シロアリで柱もスポンジ化しててESL鳴らしてるんです。
ホール感とかは無いけれど十分音を楽しめます、デッドなボロ屋なので聴く音楽を時間で選曲しています。
良い音なら外に漏れ出した音も良い音です、気分良くまわりの人にも聞いてもらいましょ。
楽しく心地良く遊び心を大切に行きましょう〜


この場をお借りして お忙しい中セッティング音だし評価いただいたハットオーディオラボ O氏に
心よりお礼申し上げます。
Good Job!


機材をお借りした
陰の師に感謝と敬意は忘れない。



迷走は更に続く・・・To be continued
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